症状

「寝付きが悪い」「途中で目覚める」「朝早く目が覚めてしまう」などにより睡眠の質が低下することを不眠症といいます。
日中の倦怠感や集中力低下。またうつ症状などの心身の不調、生活の質が低下します。

  1. 入眠できず寝付くのに2時間以上かかる“入眠障害”
  2. 夜中に目が醒めやすく2回以上目が醒める“中途覚醒”
  3. 朝起きたときにぐっすり眠った感じが得られない“熟眠障害”
  4. 朝2時間以上早く目が醒めてしまう“早朝覚醒”

上記の不眠の訴えがしばしばみられ(週2回以上)、かつ少なくとも1ヶ月間の持続が認められると、不眠症と診断されます。一過性のものは不眠症とはいいません。
社会生活や学校生活が困難となることが多いため、早期の診断と適切な治療が必要となります。
また、うつ病の約8割に不眠症状の合併を認めます。不眠の改善によってうつ病への進行を阻止することができる可能性があるため、早期の診断が欠かせません。