症状

体内時計のズレにより社会活動において、適切とされる睡眠をとる時間から大きくずれてしまったものを概日リズム障害といいます。大きく分けて3つに分かれます。日中の倦怠感や集中力低下などの心身の不調が現れ、生活の質が低下します。

  1. 夕方から強い眠気が生じ、深夜には覚醒してしまう早寝の“睡眠相前進型”
  2. 深夜にようやく寝付き、昼過ぎに覚醒してしまう夜型の“睡眠相後退型”
  3. 体内時計が24時間周期に同調しなくなり、入眠・覚醒時刻も日々遅れる“フリーラン型”

の3つに大きく分類されます。

どのタイプも、睡眠時間帯が日中や社会活動中にずれこんでしまうと、強い眠気、集中力低下、倦怠感などに苦しみます。夜勤や交代勤務など、多様化する働き方によっても起こり得る障害です。
社会生活や学校生活が困難となることが多いため、早期の診断と適切な治療が必要となります。